ぼくのミステリな読書日記
2005年6月
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2005/06/21(火)  写真でテロル、黒澤明の小津安二郎風

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050621

お客さんのところに行くために、地下鉄は溜池山王駅で降りたのでした。
すると、何と目前に巨大なお屋敷があったのでした。
ハリウッドの豪邸か、はたまた吉永小百合のアクオスのCMか、二者択一の小泉さんちの首相官邸

そうです、小泉さん宅の首相官邸です。
いや、マジでかいです。メチャクチャでかいのです。
コレだけでかいと、さぞかし内部には日本の中枢となるべく、秘密の施設がたくさんあってもおかしくはないのです。
まず、地下はトーキョーに例え核ミサイルが撃ち込まれても平気なように、丈夫なシェルターとなっているに違いありません。
そして、ホットラインとして真っ赤な色をした電話機が机の上に置かれているのです。
経費削減の折から、ひょっとするとホットラインはIP電話なのかもしれません。
音質がちょっと悪そうです。でも掛け放題なんです。
部屋そのものは有事の際には秘密の作戦会議室、別名「シークレット・ミッション・ルーム」に変わります。
ここでは常に巨大なコンピュータが作動しており、色とりどりの豆球が意味不明に点滅しているのです。
たまに紙テープに何やら出力されると、パンチ穴を流し読みしながら、報告をする隊員もいるのです。
あとこうした秘密基地(←基地になってるよ……)に欠かせないのが、レーダーの存在。
きっと誰にも公開されていない秘密の中庭で、昼夜問わずクルクル回転しているに違いありません。
そして忘れてならないのはお風呂の存在。
ひとたび有事が起これば、家になんて帰っていられません。
というか、帰る家がなくなっている可能性が高いのです。
そんなときは秘密の巨大な岩風呂が大臣たちの疲れた身体を癒してくれるのです。
ライオンの口からいつもアツアツのお湯が噴き出していて、入りたい放題ですよ。
そして風呂上がりには、コーヒー牛乳が振舞われます。
そんなコーヒー牛乳だって飲みたい放題!

ああ、ああ、羨ましい。
と言うか、これもそれも全部ぼくたちの税金なんだな。
そう考えると悔しくなってきました。
そういうことなら、せめてコーヒー牛乳だけでも飲みたい放題の恩恵を国民にも分け与えて欲しいものなんです。
(なんだか言っていることがおかしい)

などと妄想にかられながら、小泉さん宅の首相官邸をパチパチデジカメで撮っていたのです。
すると、遠くから警備中のお巡りさんがジィーッっとコチラを眺めているのでした。
フト気がつくと、遠くからジィーッとコチラを眺めているお巡りさんの数が、1人、2人、3人……?
増えてる! ヤバイッ!
そそくさと後にしたのでした。
危ないところでした。
まだスーツ姿だったからよかったのかもしれません。
これがヨレヨレのはかま姿にチューリップ帽子、モーレツに頭を掻きむしりながらブツブツつぶやいて歩いていると(←一応、金田一耕助のイメージ)、「アヤシイ奴だ」と職務質問され、そして、そのままどこかに連れて行かれていたのかもしれません。
ひええ〜。
クールビズな日常じゃなくてよかったのです……。

首相官邸からそれとなく全速力で歩きながら遠ざかること1分、そこには“黒澤”がありました。
一度は行ってみたかった“黒澤”が、こんなにあっさりと行き当たってしまうとは。
溜池山王駅の物々しい通りから一歩奥まった場所にあり、やや静かな風情の「黒澤」

黒澤組の美術スタッフが監修したという高級料亭のような風情の建物が、まるで「一見さんお断り」とばかりに迫るのです。
しかし思い切って「……すみません、1人ですけど、イイデスカ?」と尋ねてみると、意外と気さくに「どうぞ、どうぞ。お好きな席にどこでもどうぞ」と案内されました。
なるほど、昼の時間もかなり過ぎているからか、他にお客はいません。
店内貸し切りでお大名な気分。
落ち着いてから改めて店内をキョロキョロ見回してみますと、なるほど、黒澤明の手による絵コンテが飾られています。
「黒澤」店内には、ウワサどおり黒澤明の絵コンテが飾ってありました
が、しかし>
なぜ2枚だけなんでしょう?
ウワサを聞いていたぼくの頭のなかでは、店内にはもう美術館か、パラダイスか、というぐらいたくさん飾られてあるとばかり思い込んじゃっていました。
とほほ。

そして頼んだせいろ蕎麦。
黒澤明という監督のイメージから、エンターテイメント(=客を喜ばせる)に即したあまり、かなり猛々しいお蕎麦じゃないかなと思っていました。
一口食べると……おや?
まったく猛々しくありません。
というか、淡々としていてある意味、メチャクチャ上品なんです。
たとえて言うなら、小津安二郎のような、そんな風味。
ちょっと意外でした。
ただし。
つゆだけは、とてもしょうゆの味が強く、猛々しいものでした。
まあ本来の江戸前の蕎麦の風味なんでしょうが、ちょっと蕎麦とは釣り合いが取れていなかったかもしれません。
上品な味わいのせいろ蕎麦。ただしつゆはメチャクチャ猛々しかったのです

今度は、蕎麦以外の一品ものやつまみ系も行ってみたいものです。


2005/06/22(水)  こっそり「現代のノアを探せ!」プロジェクト

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050622

突然ですが、夏休みに旅行に行きたくなりました。
思い立ったが吉日です。
相方に意向も聞かず、旅行のタイムテーブルなんてつくっちゃいました。
行きたいところを勝手に決めちゃいました。
泊まるところも勝手に決めちゃいました。
満員直前だったので、宿の予約も勝手に入れちゃいました。
今夜は嵐の予感がします。あはははは。

いつの間にか、街は『宇宙戦争』一色に染まってしまっています。
右も左も、前も後ろも、上も下も、とにかく眼につくのは『宇宙戦争』ばかりなのです。
やり過ぎです。
公開前なのに、もう十分に映画を見てしまったような気がするのです。
クドさのあまり、すっかり観てしまったような気になってしまうのは、『宇宙戦争』の宣伝か、浜村淳の映画紹介ぐらいのものでしょう。

そんな『宇宙戦争』ですが、今日、こんな看板が設置されているのを見かけました。
地球滅亡まであと6日と12時間2分16秒だそうです

地球侵略まで、あと「6日と12時間2分16秒」だそうです。
ということは、コレを撮ったのが今日のお昼ちょっと前のことなので、6月29日の0時に地球は侵略されてしまうということだそうです。

……ん?
ということはですよ。
夜中のうちに地球が侵略されてしまっているということです。
つまり、その日の朝か昼か判りませんが、とにかく上映が始まる映画は観られなくなっているということなんですね。
そう考えると、ここまで莫大な予算を使って、映画の宣伝をしている意味なんてなくなってしまうのです。

そうか!
これはNASAから我々一般人に向けたメッセージなのですよっ!
そうです、そうに違いありません。
NASAとしては、一刻も早く宇宙人が攻めてくることを一般人に知らせたいのですが、不用意にマスコミで発表してしまうと……もうオーソン・ウェルズもビックリの社会的パニックがまた起こっちゃうのです。
いや、情報化が進んでいる分、オーソン・ウェルズどころの騒ぎではないでしょう。
イングリッシュアドベンチャーなんてやっているヒマもないのです。
(単なるオーソン・ウェルズつながり)
そこで、NASAは、こうした映画宣伝の体裁を取り繕って、コッソリとメッセージを発信しているのです。
スピルバーグとトム・クルーズの陰には、気がついた人だけが気がつくという、そんな大仕掛けが隠されているのです!

そう考えてみると、これはある意味、現代のノアを探し出す一大プロジェクトになっているのかもしれなくってよ(←誰やねん)。


2005/06/23(木)  結局どこに行けばいいのやら

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050623

昨日の夜、我が家に嵐は来ませんでした。
しかしなぜか夜中、寝ぼけた相方から、いきなりカカト落としを食らわされてしまいました。
おかげで、朝まで気絶したように眠りこんでしまっていました(大ゲサ度126%(当社比))。

今だから言えることですが、小学校3年生ぐらいまで、言葉としての「右」と「左」の区別がつきませんでした。(突然の衝撃の告白)。
なので、例えば担任の先生が「男子は右女子は左に並んでください」なんて言うと、もう大変。
必死に頭のなかで、ご飯を食べている自分をシミュレートするのです。
で、「お箸を持っているのはこっちの手だから、男子はこっち側に並べばいいのだな」と判断していたのですね。
人がいないときに「右」「左」を確認するときは、もう堂々と手を動かして、「あ、こっちの手を動かしているな、じゃあこっちが右」なんてやっていたのです。
今考えると、小学校3年生頃までというから、ひょっとして脳みその育ち方がメチャクチャ偏ってしまっているのではないのかと心配になってきました。
その分、小脳が肥大してカバーしているとか。

ところが今日、そんな幼少時代を過ごしたぼくを再び奈落の底に叩き落すようなポスターを見てしまいました。
駅のコンビニへは「右にすぐ」です

地下鉄の駅に張られてある案内ポスターですね。
別にどうということはありません。
「ははぁ、右に行けばコンビニ風のキオスクがあるんだな」と判るようになっています。

しかし、このポスターはどうなんでしょう。
駅のコンビニへは「左にすぐ」?

すぐ?!
矢印は右方向なのに、赤字で大きく堂々となんて書いてしまっています。
矢印が間違えているのか、それとも「左」という文字が間違えているのか。
あるいは、実はこの矢印の方向が「左」方向なのか。
まさに今まで自分のなかで築き上げてきた「右」と「左」の区別が、音を立てて崩壊していくのです。

そして追い討ちをかけたのが、これ。
駅のコンビニへは……どう行けばいいの?

もはや「右」も「左」もないのです。
そこにあるのは、ただポッカリとあいてしまった空虚な穴だけなんです。
ひょっとすると、このポッカリあいてしまった空虚な穴は、ポスター作者の心のうちを表しているのかもしれません。
どうやら、「右」と「左」の区別が崩壊してしまったのはポスターの作者のようでした。

そして新宿のジュンク堂に行くと、新刊で発売されたばかりの木原浩勝・中山市朗『新耳袋 最終夜』(メディアファクトリー)の棚に、このようなポップが飾られてありました。
『新耳袋 最終夜』を買うつもりのヒトが、間違えて下の本を取ってしまうことを狙った国際的な陰謀なのかもしれません

あれれれ?!
これじゃあ、まるで『赤に捧げる殺意』が『新耳袋 最終夜』なんですよ!
ひょっとしてこの指先、本当は上を向いていたけど、重みで半回転し、下向きになってしまったのかもしれません。


2005/06/24(金)  スティーヴン・キングはなぜStephen Kingなのか

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050624

会社帰りのことです。
なんと住宅街のド真ん中だというのに、路上にウサギがいました。
ゆっくりヒョコタン、ヒョコタンと逃げていこうとするウサちゃん

どこかのお宅で飼われているウサちゃんが逃げ出したのか、それとも深夜の散歩のために放しただけなのか、はたまた野良ウサギなのか。
しかしこんな道路の上を優雅にヒョコタン、ヒョコタンとウサギが歩いている風景なんて、初めて見ました。

突然ですが、今日はタイトルの「読書日記」に相応しく、スティーヴン・キングの話題なんぞを。
もともとスティーヴン・キングは、サンケイ文庫から出ていた短篇集を読んでファンになってしまったんです。
長篇があんなに長い作家だと判っていたら、きっと敬遠していたかもしれません。
とにかく、初めの頃からずっと疑問に思っていたんです。

なぜStephen Kingと書いてスティーヴン・キングと読むのか。
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「Stephen」と綴るのだったら、これは「スティーヴン」じゃなくて、「ステファン」でしょう。
スティーヴン・スピルバーグは「Steven Spielberg」だし、スティーヴン・セガールだって「Steven Seagal 」です。
ちょっと違うけど、スティーヴ・マックィーンだって立派に「Steve McQueen」なんです。
なのにスティーヴン・キングは「Stephen King」なんです。

そんな長年のナゾを、英会話のレッスンのときに先生にぶつけてみたんです。
すると彼は「ウワォ、そんなこと考えたこともなかったよ。グッドなクエスチョンだぜっ!」……褒められてしまいました。

彼の説明によると、もともと「ph」のスペルは「f」の発音をする(例:pharmacy)のだから、確かに「ステファン」と読んでしまうのも無理のだけれど、単語の中に「ph」がある場合は「v」の発音になるそうです。
なんと!
だから「Stephen」は「すてふぁん」ではなく、「スティーヴン」と読むのだそうです。
へえぇ!

ただし例外的に女性名である「ステファニー」の場合は「f」の発音のままで、決して「ステヴァニー」にはならないとのこと。
へえぇ! へえぇ!

……あれ?
でも、確かに「ステファン」という名前の人もいることはいるのですよね。
じゃあ、彼らは男性でも女性でもないオカマちゃんなのか、と軽くアメリカンジョークを飛ばしてみると(ウソ)、なんと!
ステファンさんの綴りは「Stephane」なんでした。
うぉう、うぉう。
こいつはやられたポンチなのでした。
まさか全然綴りが違っていたとは、考えもしませんでした。

しかし今回のように名前の件で質問するということは、例えば外国人から

ナゼ、さっかー選手ノ「中田」は「なかた」ナノニ、横浜市長ハ「なかだ」ト読ムノデェ〜スカァ?
なんて訊かれるようなものでしょう。
きっとぼくだったら、こう答えるに違いありません。
そんなもん、ご先祖様が決めはったんや、理由なんて知るかいっ!
ああ、ぼくには先生稼業なんて絶対にムリのようなのです。


2005/06/25(土)  あまりの暑さに倒れるかと思いました

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050625

暑いのです、暑い。
まだ梅雨は明けていないはずなのに、なんですか、この暑さは。この真夏の日差しは。
空の色も、夏休みを思い出させるような壮大なブルーでした。
ビルボードも空の青が映えるのです
ちゅうか、絶対に梅雨はコッソリ明けていると思うのですが。

そんな真夏日の炎天下、新宿と渋谷(青山)にダブルヘッダーでお芝居を観に行くことになっているのでした。
うへぇ。
もともと我が人生に計画性なんてカケラもありません。
行きたいお芝居やイベントを「あれも」「これも」とチェックしてたら、いつの間にかこうなってしまっているのです。
まあ、でも今日は新宿と渋谷だから全然問題ないや……などと気楽に考えていたら、ありゃりゃ。
公演時間は2時間程度だろうと予想していた1本目が、わずか1時間程度で終わってしまったのです。
時間が余りまくり。
2本目が始まるまで、まだ4時間もあります。

そんな訳で、真夏日のお昼間、時間だけはやたらと持て余してしまい、新宿から渋谷まで歩いて移動しました。

原宿では、ザワザワと騒がしい表通りから一本細い路地に曲がると、古くから建っているような住宅街になっていることを知りました。
「路地」と言ったほうがよいような細い道を歩いていると、ものすごく不機嫌そうなニャンコを見かけました。
眉間にシワを寄せてものすごく不機嫌そうなニャンコ
何が彼(あるいは彼女)の身に起こったのか、とにかく機嫌が悪そうです。
尋常な機嫌の悪さではありません。
近寄るとものすごくイヤな目つきでコチラを睨みつけてきます。
いやはや、こんなに不機嫌そうな顔をしているニャンコは、初めて見ました。


2005/06/26(日)  久々の後楽園ホールは涙と笑顔の引退式

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050626

今朝の新聞で知ったのですが、昨日は光化学スモッグが出ていた上に、あまりの暑さに多くの人が熱中症になってしまって、病院に運ばれてしまったそうですね。
うひゃあ。
と言うことはですよ、真っ昼間のいちばん暑い時間帯に、水分もロクに摂らず、新宿から渋谷までブラブラと歩き回っていたぼくも、下手したら病院行きになっていたのかもしれないのです。
おお、コエ〜。

今日は久しぶりの後楽園ホール。
この春までは、「月刊GAEA JAPAN」と称して毎月、後楽園ホールには出かけていたのですが、さすがにGAEA JAPANが解散してしまうと、何ともひとつの節目を体験してしまったような気がして、ついつい足が遠のいてしまっていたのでした。

そんな今日は、尾崎魔弓が主宰する「OZ Academy」の第11回興行。
同時に、GAEA JAPAN旗揚げ時から在籍していたOZ Academyのシュガー佐藤が引退をする日でもあるのです。
The 11th OZ Academy

シュガー佐藤といえば、かつて放映されていた「天才たけしの元気が出るテレビ」内の1コーナー、“女子プロレス予備校”の出身です。
今日はそのメンバー3名(元気美佐恵、市来貴代子、Aky)が出場し、シュガーを交えて「同窓会タッグ」と言うカードも実現していました。
さらには、“スーパーヒール”デビル雅美も突然登場。
ものごっついメークと目ヂカラのパフォーマンスだけで、客席を騒然とさせてくれました。
しかもあっという間にシュガーを落として勝ってしまったあたり、さすがはデビルさん、年季が違います。
その不気味なメークと目ヂカラのパフォーマンスで場内を騒然とさせた“スーパーヒール”デビル雅美

ファイナルマッチは尾崎魔弓、カルロス天野、シュガー佐藤、永島千佳世というOz Academy 4選手によるタッグマッチ。
師匠・尾崎魔弓と対戦することになったシュガーは、なんと尾崎魔弓から決め技、テキーラサンライズを喰らうと、逆にテキーラサンライズ返し。
この、いわば「師匠越え」の姿勢に場内は大きくどよめき、そして湧きました。
尾崎魔弓にテキラーサンライズを返すシュガー佐藤。場内が大きくどよめきました
レスラーとしてのラストマッチであり、また盟友と組み師匠に挑戦することとなるこの試合への彼女の思い入れ、そして意気込みが非常に現れている印象的な試合でした。

残念ながら、師匠である尾崎魔弓に負けてしまいましたが、それでもサッパリとした表情の彼女、最後にはトップロープに登ると、何かをかみしめるように天を仰いでいたのが印象的でした。
トップロープから天を仰ぎ、何をか思うシュガー佐藤

そもそも今回の彼女の引退は、ケガといった“マイナスの理由”によるものではなく、「結婚」という、いわば“幸せな理由”によるものなんですよね。いわば寿退職(←死語?)。
だからでしょうか。
この引退式で、彼女が涙を流しながらも終始見せていた笑顔が非常にいいのです。
こんなシュガー、見たことないよと思えるほどのいい女っぷり。
見ている観客側にも何だかほのぼのとした気分にさせられる、そんな最高にいい引退式でした。
師匠、そして盟友たちによって場内を笑顔で一周しているシュガー佐藤


2005/06/27(月)  新手のペット誕生(世話いらず)

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とある民家の前を通り掛かると、こんなナゾのペットが、ロープに繋がれてチョコンと家の前に座り込んでいたのです。
このペットは世話いらずなので、共稼ぎのご家庭や、飽きっぽいあなたが飼うのにピッタリなのです

と言うか、「何だこれ?」。
いや、どう見ても古新聞をくくってあるものなんですが、そもそもなぜくくられているのでしょうか。
これがまだ犬とか動物だったら、「ああ、逃げ出さないようにようにしてるな」と判るのです。
が、新聞の束ですよ、それも古新聞の。
「家にあっても邪魔だから、廃品回収のオジサン、持っていってー」と言うのならともかく、なぜ、わざわざ持って行けないようにするのか。
そんなに持って行かれるのがイヤだったら、家の中において置けばいいのに。

そう考えると、やっぱりこれはニュータイプのペットに違いないのです。
きっとこのお宅では、近所の目を気にすることなく堂々と「タクのカワイイカワイイ古新聞のブンちゃんよ」と可愛がっているのでしょう。
当然、朝晩の散歩は行く必要もないのですが(だって動かないんですから)、その代わりに日向ぼっこは欠かせません。
毎日朝夕の涼しい時間帯を見計らって、家の前の道路に繋いでおくのです。
逃げ出す心配はないので、別にロープで繋ぐ必要もないのですが、廃品回収のオジサンが間違って持っていってしまわないように、こうして普通のワンちゃんのように繋いでいるのでしょう。

欠かさず毎日日光浴しているおかげで、古新聞のブンちゃんの身体は、まっ茶色に変色してしまてっています。
犬で言うと、柴犬でしょうな。


2005/06/28(火)  ちゃんとお祝いしたのは1年目だけでした

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050628

特に式なんて挙げてはいない、親不孝もの揃いの我らが夫婦。
なので2人の間には指輪も結納も誓いの言葉もケーキも旅行も何もなく、あるのは区役所に届け出た紙切れ1枚だけなんです。
しかし、その紙を区役所に届け出た記念すべき日も、きっといつか絶対に忘れるぜ、だったらキリのいい日にしておこう……ということで、特に意味のないまま、6月1日が入籍記念日となったのでした。
しかしその年の6月1日は土曜日だったため、区役所は閉まっており、守衛室のオジサンに「おめでとう」と言われながら、2人で渡してきたのでした。

それなのに、ですよ。
すっかり、その6月1日を忘れていたのでした。
しかも2人とも。
これが何十年も前のことだったらともかく、まだ3年前のことなのに、です。
よくよく考えてみると、ちゃんとお祝いをしたのは1年目だけでしたね。
それもコンビニでケーキを買ってきて、2人でムシャムシャかぶりついて食べて、ハイ終わり。
2年目も危うく忘れそうになっていて、「あ、そう言えば!」とギリギリ直前になって思い出したのでした。
確かこのときもコンビニかスーパーでケーキだか、お饅頭を買ってきて、2人で奪い合いながら、ムシャムシャとかっくらって、ハイ終わりだったような気がするのですが、どうも定かではありません。
去年のことですが、すっかりそのものを忘れてしまっているようです……軽く、ヤバイ(←工藤静香風に)。

そんな訳で、今年は奮発しちゃおう!と言うことで、家族会議を開きました。
(といっても、相方とぼくの2人だけなのですが)
そして徹底的に議論に議論を重ね数分後(←はやっ!)、お寿司に行くことが決定したのです。
我が家でお寿司といえば、クルクル寿司か、奮発しても小僧寿し程度なんですが、ふふふふふ、今回はやっちゃいますよ。
なんと! 銀座でお寿司を食べちゃうのです!
もちろん、割り勘なんです!
割って割って、割りまくります!


「おいおい、何だ、ケチでシケた野郎だなあ……」と思われるでしょうが、ちょっと待ってください!
今回のルールはお互いに相手をねぎらうと言うことで、自分の分を自分で出す従来のスタイルの割り勘ではなく、「相手の食べた分を自分が出す」と言う、非常に優しい、思いやりのある、夫婦円満なプランなんです。
だから、割り勘なんてマイナスイメージの言葉を使っちゃ、ダメですよっ!
せめて「相互支払い委託」とかいうと、ビジネスライクでカッコイイかも。
(何じゃソリャ)


2005/06/29(水)  ほんのおやつのつもりだったのに

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050629

昼ご飯はちゃんと食べたのですが、カレーとなれば別腹なんです。
カレー屋さんの前を通りかかると、ほのかに漂うカレーのかほり。
く〜、こいつぁもう堪りません。
そんな訳で、3時のおやつにカレーを食べることにしたのです。

が……。
出てきたカレーを見て、ア然。
そりゃあ、昼ご飯を食べたのにさらにカレーを食べるなんて、間違っているかもしれませんよ。
そもそも、3時のおやつにカレーを食べるなんて間違っているかもしれませんよ。
しかも欲張って、3点セットなんて頼んじゃいましたよ。
ヨーグルトのデザートまでついていますよ。

それが、これ。
大きなぼくの顔よりもさらに1.5倍はデカイぞ、ナン。皿からはみ出しているし。

とにかくナンがデカ過ぎです。
自慢じゃないですが、ぼくの顔はデカイです。
その自慢じゃないけどデカイぼくの顔よりさらに1.5倍はデカイのですよ、このナン。
それがテーブルの上にドカンと置かれていったのです。
ものすごい存在感。
ものすごい圧迫感。
ものすごい威圧感。
ものすごい脅威感。
その禍々しいまでの迫力感にしばし呆然。

この巨大ナンが今日のぼくのおやつであることと比べると、遠足のおやつにバナナを持ってくることなんて、全然問題ありません!
いや、ピザだって持ってきてもいいはずです!
あ……300円以内という予算から外れるか。
まあいいや、それならいっそ、自分でピザを焼いて、遠足のおやつに持っていってしまえ!
(なんだか結論が意味不明)


2005/06/30(木)  そのフィンガーテクに、もうメロメロの骨抜きなんです

http://shoko.jpn.org/read2005/read0506c.html#BM050630

今日は月末、うひぃ、こんなに夜遅くまで仕事したのは久しぶりだぜぃ……と、住宅街の真ん中をトボトボ歩いていますと……いたいた、いました。
いつものネコ溜まりに、今夜はクロが一匹だけでくぅくぅ寝ているのです。
夜の挨拶にそっと近寄っていくと、気配にハッと眼を覚まし、「ねえねえ遊んでいかない、お兄さん」とシナをつくってなだれかかってきました。
「ねぇねぇ、お兄さん、遊んでいってよ」と誘いをかけるクロ

いやあ、据え膳食わぬは男の恥です。
武士は食わねど高楊枝なんです。
本当は早く帰ってお風呂に入ってサッパリしたいところなんですが、ここはちょっと夜遊びしていくことにしました。
まずはスキンシップから開始です。
ノド元をゴロゴロ。
するとクロちゃん、「あら、このお兄さん、なかなかやるじゃないの」とばかりに目を細め、ゴロゴロ言い出してきました。
いい按配です。
「あら、意外と気持ちいいじゃないの……」とウットリ、ノドをゴロゴロ

そのうちに、ぼくのフィンガーはクロちゃんの快楽神経をますます刺激してしまったのか、ゴロンと寝転がると「もっと、もっと」「そう、そうよ!」「ああ、もっとゴロゴロしてぇぇぇ!」とばかりに前足で催促までし始めるではありませんか。
もっと、もっと、もっとゴロゴロしてぇ……と前足で催促

もうそこまで催促されてしまっては、男としてのプライドが中途半端は許しません。
「ん? どうだ、ここは?」「ほらほら、こんなことまでされちゃうぞ」と、まるで笑福亭鶴光の「ええか、ええか、ええのんかぁ〜?」並みにエロ路線全開でありとあらゆるテクニックを駆使し、マッサーに励むスケベオヤジ。
これにはクロちゃんもたまらず、さらにニクキュウ全開で「ああ、アンタ、アンタ、カンニンして」「ああ、もうアカン、好きにしてぇぇぇ〜っ!」
「ウニャア、もうタマラン……」とニクキュウ全開でゴロリン

そしてとうとう、こんなあられもない格好になってしまったのでした。
とうとうこんなあられもない格好になってしまいました

あれ?
何でこんなエロい話みたいになってるのでしょう……?
本当は、日々の生活に疲れ果てたショボくれたサラリーマンが、道端でいつもすれ違う野良猫と知らず知らずのうちに交流を深め、また生きる自身を取り戻すと言う心温まるヒューマンストーリーのはずなのに……。
どこでどう間違えたんだろう。

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